PCG-Z505(vaio)にFedora Core6を入れる(3) [Linux]
GUI環境を立ち上げます。
通常、CUI環境で「startx」と打つことで、GUI環境が立ち上がりますが、
今の状態ですと、日本語フォントがインストールされておらず、ボロボロで使い物になりません。
※ 本来ならフォントがあるはずの、/usr/share/fonts/japanese/TrueType/
というディレクトリ自体存在しない
まず、日本語フォントをインストールすることからはじめます。
【手順】
rootでログイン後、下記手順でコマンド入力
wgetでフォントデータを取得の後、フォントディレクトリにフォントを置いています。
> wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz
> wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh
> sh grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz /tmp/grass5 /tmp/bin
> mkdir /usr/share/fonts/japanese/
> mkdir /usr/share/fonts/japanese/TrueType/
> mv /tmp/grass5/fonts/*.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/
> sh /tmp/bin/grass5uninstall.sh
> cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType/
> ln -s ipam.ttf sazanami-mincho.ttf
> ln -s ipag.ttf sazanami-gothic.ttf
> chmod 755 -R /usr/share/fonts/japanese/
> mkfontdir
> mkfontscale
これでフォントの導入は終了。下記コマンドでGUIを立ち上げる。
> startx
GUIが立ち上がったら、設定->フォント で、フォントを選んで下さい。
描画処理を「LCDs」というのを選択した方が、綺麗になると思います。
更に、起動時のデフォルトをGUIにしたい場合は、rootで
/etc/inittab
を編集し、
「id3:initdefault:」を「id5:initdefault:」
とすれば、GUI起動すると思います。(参考図書[FC5の方]p156コラム参照)
エディタの使い方は、参考URLのviの使い方を参照して下さい。
私はとりあえず、startx起動のままにしておきます。
【参考URL】
Fedora Core 5 Installation Notes (Japanese)
http://www.a.phys.nagoya-u.ac.jp/%7Etaka/linux/fc5note.html#japanesefonts
viエディタの使い方
http://www.net-newbie.com/linux/commands/vi.html
【参考図書】
はじめてのFedora Core 5 Linuxサーバ構築編
- 作者: アイティーブースト
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
PCG-Z505(vaio)にFedora Core6を入れる(2) [Linux]
CUIでのインストールが完了したので、GUIに…の前に、CUIでもできる「サービスの設定」をします。
平たく言うと、ここで設定するのは、起動時に動くプログラムの設定で、語弊があるかもしれませんが、Windowsのスタートアップみたいなものだと、勝手に思っています。
不要なプログラムが勝手に動いているのは、勿体無いですから。
【設定方法】
rootでログイン後、下記コマンド入力。
  chkconfig サービス名 off
※ 詳しい方法や、サービスの意味は、参考URLのページを参照のこと
※ もしくは参考図書のp.155~p.156を参照のこと
【例】
[root:XXX ~]# chkconfig portmap off
[root:XXX ~]# chkconfig avahi-daemon off
[root:XXX ~]# chkconfig nfslock off
[root:XXX ~]# chkconfig hplip off
[root:XXX ~]# chkconfig sendmail off
[root:XXX ~]# chkconfig sshd off
[root:XXX ~]# chkconfig bluetooth off
【参考URL】
はじめての自宅サーバー構築 - サービス・自動起動の設定/停止
http://kajuhome.com/service_list.shtml
【参考図書】
私が手元に置いている本です。
何も知らない私にも、大変読みやすい本です。
はじめてのFedora Core 5 Linuxサーバ構築編
- 作者: アイティーブースト
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
今は、FC6版も出版されているようです。
PCG-Z505(vaio)にFedora Core6を入れる(1) [Linux]
手持ちのvaioノート505(PCG-Z505NR)に、Fedora Core 6 を導入してみました。
【ハード構成】
- PCG-Z505NR
- PCGA-CD51/A (純正PCカード接続CD-ROMドライブ)
【必要なもの】
- Fedora Core インストールディスク 1(恐らくレスキューCDで代用可)
- ネットワーク接続環境(我が家はso-net ADSL)
【手順】
- Z505のBIOS設定でCD-ROMブートにしておく
- CD-ROMドライブを接続し、インストールディスクを入れた状態で、電源ON
- 「boot: 」が出てきたら Enterを押す
- なぜかCUIベースでインストールが進んでしまう
そして英語のまま進んでしまう - インストール元を尋ねられる
「Local CD-ROM」を選択したくなるが、CD-ROMは認識されないので
ネットワーク経由でのインストールを選択
今回は「HTTP」を選択
DHCPなので、込み入った設定は不要だった - FC6の在り処のURLとディレクトリを尋ねられるので、下記設定
URL:192.26.91.193
ディレクトリ:/Linux/packages/fedora/core/6/i386/os/
# 上記は国内ミラーサイト KDDI研究所 の例 - 参考URLの手順のとおりに進行
導入ソフトウェアは「オフィスとプロダクティビティ」を選択 - ネットワーク経由でパッケージのダウンロードが始まる
たまにパッケージがダウンロードできないことがあり、
RebootとRetryを選択する画面が出てくる
→「Retry」を選択 - インストール完了
FC6のインストールディスクを抜いて、再起動 - CUIでログイン画面が立ち上がる
【思ったこと】
GUI日本語環境にしたいなぁ
【参考URL】
★驚愕新聞社 VAIO PCG-Z505DにVine Linux 2.6r1をインストールする
http://www.messala.net/linux/vaiovine.htm
→ CD-ROMドライブが認識されないことを克服しているみたい
★はじめての自宅サーバ構築 - FedoraCore6のインストール(GUIベース)
http://kajuhome.com/fedora6_inst.shtml
→ CUIベースの場合も、ここを見れば、手順は理解可能です。
★はじめての自宅サーバ構築 - FedoraCore2のインストール(CUIベース)
http://kajuhome.com/fedora2_cui_inst.shtml
→ CUIでの手順書。但しFC2